PIVOTと日本経済新聞の合わせ技で ビジネスパーソンへリーチ 立命館の“次世代研究大学”広報
立命館大学がいま全学を挙げて目指しているのが、研究力を高め、その成果を社会課題の解決や新たな価値創造につなげる「次世代研究大学」。この壮大なビジョンを、どうすればビジネスパーソン、とりわけ企業や経営層の心に届けられるのか。その問いに向き合うパートナーとして選ばれたのが、PIVOTと日本経済新聞とのコラボでした。本企画を推進された立命館大学 広報課の勝屋さんに話を伺いました。
立命館大学 広報課 課長
勝屋藍太(かつや あいた)さん
(2026年9月取材、文中敬称略)
ーーまず立命館大学について教えてください。
勝屋 立命館大学は学校法人立命館の中核を担う大学です。学校法人立命館は1900年の創立で、2025年に学園創立125周年を迎えました。傘下には立命館大学をはじめ、立命館アジア太平洋大学(APU)、4つの附属中高、1つの小学校があり、北海道から九州まで広がっています。学園全体で約5万人、卒業生である校友は約42万人にのぼります。

立命館大学単体では大学院生を合わせると約4万人が通っています。大阪・京都・滋賀と複数の府県にキャンパスを持つ、全国的にも特徴的な総合大学だと思います。
ーー立命館大学のビジョン訴求にPIVOTと日経のコラボパッケージを選んでいただいた理由を教えてください。
勝屋 立命館大学の大きな強みの一つは、多様な学問分野を擁する総合大学であることです。教育が多彩になるだけでなく、理系・文系の枠を超えた分野横断型研究を通じて、日本、そして世界が抱える社会課題の解決に貢献していく。そのビジョンが「次世代研究大学」であり、2030年に向けて現在最も力を入れて取り組んでいるテーマでもあります。

「次世代研究大学」のビジョンは広く社会に届けたいと考えていますが、今回、特に重視したのが企業やビジネスパーソンです。立命館大学の「次世代研究大学」という姿を、どうすればビジネスパーソンに届けられるかを考えた時に、出てきた答えがPIVOTと日経によるコラボパッケージでした。
実際のコラボ内容ですが、まずPIVOTの長尺動画コンテンツを通じて、ビジネスパーソンに「次世代研究大学」の背景や考え方まで深く届けました。

※実際のPIVOTタイアップ動画より抜粋
その後、日本経済新聞の全国版15段広告を展開し、動画とは異なる視点から、より幅広いビジネス層に訴求しました。

※実際の日本経済新聞15段紙面広告
YouTube動画と日経紙面の両方で発信できたのは、組み合わせとして非常に良いものでした。立命館大学のビジョンや現在の姿をきちんと届けておくことは、産学連携の観点はもちろん、約42万人の校友とのコミュニケーションを深めていく上でも、大きな意味があると考えています。
ーーこれまでに3本実施されています。どのような内容だったのでしょうか。
勝屋 1本目は、学園創立125周年の節目であった2025年に「AI時代におけるデザインの再定義」をテーマに実施。2026年のデザイン・アート学部開設を控えたタイミングで、日本を代表するクリエイティブディレクターであり、新学部の客員教授でもある佐藤可士和さんにご出演いただきました。

※実際のPIVOTタイアップ動画より抜粋
2本目のテーマは「宇宙ビジネスとキャリアパス」。宇宙飛行士で、立命館大学の学長特別補佐でもある野口聡一さんをお迎えし、宇宙地球探査研究センター(ESEC)の取り組みとも連動した内容を語っていただきました。

※実際のPIVOTタイアップ動画より抜粋
そして3本目は、「日本の科学はまだ世界で勝てるか?」をテーマに、立命館総長の仲谷善雄と、東北大学 総長特別顧問の大野英男先生の対談形式でコンテンツを配信しました。
東北大学の大野先生は国際卓越研究大学の第一号選定にも関わられ、文科省のワーキンググループで座長も務められた、いま日本の科学技術が置かれている状況を丁寧に紐解ける方。「社会は今どういう状況か」→「だから立命館は何を目指すのか」→「そのために何が必要か」→「これは大学だけでも企業だけでもできない、皆さんと一緒にやりたい」と、すべてがストーリーとして一本につながる構成にしました。
私も収録に立ち会わせていただいたのですが、立命館総長の仲谷と、東北大学の大野先生の台本を超えた”借り物ではない言葉”が並んだトークセッションは、本当に見応えがありました。

※実際のPIVOTタイアップ動画より抜粋
ーー3本を通じて、どのような成果や反響がありましたか。
勝屋 1本目でご紹介した「デザイン・アート学部」は、動画配信後の2026年が一期生の受け入れだったのですが、募集定員を大きく上回る出願をいただきました。
2本目でご紹介した「立命館宇宙マネジメントプログラム」は、社会人向けにオンデマンドで開講しているのですが、PIVOTを通じて、これまで十分に接点を持てていなかった層に取り組みを知っていただく大きな機会になったと感じています。
3本目の「科学」は、他大学の方が「詳しく教えてほしい」と視察に来られたほどでした。ただ一番大きかったのは、実はインナーへの効果です。組織が大きくなるほど教職員の意識を揃えるのは難しいのですが、全教職員向けのメールリストでURLを共有し、動画をきっかけに、「次世代研究大学とは何を目指すものなのか」を、教職員が改めて共有する機会にもなりました。

制作面でも、収録はかなり長かったのですが、「ほとんど削るところがなかった」と言っていただけました。PIVOT MCの方々も、専門的なテーマを視聴者目線で紐解いてくださいました。私たちだけでは持ちえない”ビジネスパーソンの目線”が入ったことは、貴重な学びでした。
ーー最後に、今後のPIVOTへの期待をお聞かせください。
勝屋 これまでの3本は制度やビジョンといった”考え方”が中心でした。次は、実際に進行している産学連携の具体的な取り組みや、「次世代研究大学」を体現する社会実装の事例をご紹介できればと思っています。見ている方が「自分ごと」として捉え、「立命館に相談してみよう」と思える発信をしていきたい。
これからの大学は、研究者や学生に加え、企業、地域、行政など、多様な方々が交わり、ともに社会課題の解決に取り組む場でありたいと思っています。「立命館といえば次世代研究大学」を定着させるべく、今後もぜひご一緒できればと期待しています。
