トリニティ・テクノロジー株式会社
取締役COO兼CTO
大谷真史さん
マーケティング部
吉野友梨香さん
(2025年1月取材、文中敬称略)
――2024年10月に公開された番組「&question」は、「資産凍結の危機 230兆円を守れ」というタイトルで、御社の創業者である磨社長が38分にわたってたっぷりと、事業内容や事業にかける思いを語ってくださいました。今回のタイアップを決めた動機を教えてください。
大谷 もともと私が視聴者として、PIVOTの番組をよく見ていました。特に著名な大企業経営者のインタビューを好んで見ていたのですが、あるとき、PIVOTの番組の中に「SPONSORED」と書かれたサムネイルもあることに気づき、当社でもぜひ検討したいと考えたのがきっかけです。
目的は明確に「採用」でした。当社は「家族信託」というサービスを扱っているのですが、背景にある法律や制度を含めて複雑なため、採用候補者に対して丁寧に説明する必要があるのです。貴重な採用面談の時間の大部分に、「事業の説明」のための時間を要してしまうことが課題でして、「説明コスト」を下げる必要を強く感じていました。
PIVOTで当社の事業のコアについてしっかりと説明する番組をつくれば、面談前に「これを観ておいてください」とリンクを送るだけで完了します。説明コストの大幅な削減につながると考えて、ご相談しました。
――実際の効果はいかがでしたか?
大谷 期待以上でしたね。採用候補者との面談スタートの時点で、当社の事業の全体像やミッションを理解していただいた上でお話ができるので、すぐに深い部分の伝達や確認ができます。
当社は社会的意義の高い事業を通じて成長を目指すので、採用面で大事になるのがビジョン・ミッションに対する“共感”です。共感に向かうまでの関心レベルが上がるスピードが速くなったという実感があります。
事業領域の性質上、金融機関やコンサルティング会社などいわゆる堅い業種からのキャリア採用がメインではあるのですが、新卒採用にも思わぬ効果がありました。
面接に進んだ学生さんに、当社に興味をもったきっかけを伺ったところ、「エージェントからトリニティ・テクノロジーという会社を紹介されたときに、『PIVOTで観たことがある。知っている会社からオファーが来た』と思った」とおっしゃっていたんです。大企業と比べて学生へのリーチが難しいスタートアップにとって、これは非常に大きなメリットだと感じました。
――これまでは自社サイトでのテキストベースでの発信がメインだったそうですが、映像で発信する一番の利点は何だと感じますか?
大谷 やはり、社長のキャラクターや事業にかける熱量をストレートに伝えられる点だと思います。創業からしばらくの間は、社長自ら最終面接を担当して、採用候補者と直接対話する機会をつくれていましたが、企業規模が大きくなるにつれ、それも難しくなりまして。
客観的なMCのインタビューを通じて、トップの価値観や目指すゴールをしっかりと伝えられるコンテンツをつくれたことは、会社全体の足並みをそろえるうえでも効果が高いと感じています。今回の施策を通じて、PIVOTのヘビーユーザーになった社員も多いんですよ。吉野もその一人です。
吉野 私は異業種からの転職を経験しているので、PIVOTのマーケティング系の番組が非常に勉強になっています。
――御社のサイトを開くとすぐにポップアップでPIVOTの動画が掲示されるなど、効果的にご活用いただいていますね。番組の演出面では、特にリクエストした点はありましたか?
大谷 大きな点ではありませんが、事業説明にどうしても専門用語が多くなってしまうので「字幕を丁寧に入れてほしい」というお願いはしました。
編集全体の印象としては、プロデューサーの方の理解レベルが高く、細かく行き届いた台本を用意してくださいました。ご担当くださった方がNHK出身で、「クローズアップ現代」で家族信託を取材したご経験もあるプロフェッショナルだったので、非常に安心感がありました。完成した番組の印象も、普段観ているPIVOTの番組と同じクオリティで、イメージ通りの仕上がりでした。
▼サイト内での活用
――今後、PIVOTへの期待やリクエストはございますか?
大谷 カジュアル面談前に気軽に観てもらうための短尺動画のメニューもあるといいですね。さらに採用力強化につながりそうです。