日本GLP株式会社
営業開発部シニアマネジャー
黒木 俊さん
(2024年11月取材、文中敬称略)
――PIVOTへの出稿に関しては黒木さん自らお問い合わせいただいたと伺っています。メディアは数多ある中で、なぜPIVOTだったのでしょうか?
黒木 まずは単純に一人の視聴者としてPIVOTファンでした。マネー系やビジネススキル系の番組をよく観ていて、企画の切り口や番組のトーンが「絶妙」だなと感じていたのです。30~40代の意欲のあるビジネスパーソンに向けて練られたメディアだという印象で、それは当社が今後アピールしていきたい層とも一致していました。
――どんな課題があり、誰に対する訴求を目指したのでしょうか?
黒木 物流不動産という業界の中では知名度は高く、業界内のメディアでは毎週取り上げられるほど、先行企業として認知されています。数年前までは需要に対し供給が追い付いていない状況でしたが、今では国内外の約90社が参入し、当社の強み(不動産スペック以外の総合力)を積極的に発信しなければいけないフェーズへと変わったのです。
実は、広報施策としてテレビCMを打ったこともあったのですが、短期的な出稿では明確な効果は得られず、かといってBtoBでニッチな業界である我々が長期間CMを打つという選択肢を持つことも難しい状況でした。マスに広げ過ぎても刺さらない。かといって絞り過ぎるのもよくない。比較検討し、一番届けたい層に刺さる可能性が高いのはPIVOTだと考えました。
特に今回の施策で私が想定したのは、物流担当者というより、「物流部門のある大企業の他部門のマネジャー層」です。例えば、PIVOTの番組を観たマーケティングの担当者が、物流担当者と会話をする場面で、「日本GLPって知ってる? 物流会社なのに新しいことをやっていて面白い会社だよね。うちの会社のロジも接点あるんだよね?」と聞きたくなるようなシナリオを描きました。
物流以外のプレーヤーに認知が高まることで、より選ばれるきっかけは増えるはずですし、会社そのもののブランディングにもつながるという狙いがありました。
――結果はいかがでしたか?
黒木 狙いどおりの結果が得られたと思っています。今回は「&REPORT」という番組フォーマットで、当社が運営する施設「GLP ALFALINK相模原」に実際にロケに来ていただいての制作となりましたが、施設の魅力や社長のビジョンについてMCの野嶋さんにもうまく引き出していただきました。
うれしい副効果は、インナーブランディングにもつながった点です。社員が商談の席でお客様に番組を紹介したり、「PIVOTに当社が取り上げられました」と自発的にSNSで拡散したりする様子も見られ、採用広報としても活用できそうだと感じられました。番組公開後は、競合デベロッパーさまからGLP社員に対して感想や意見があったとも聞いています。業界内に対してもインパクトがあったと感じています。
多岐にわたる反響があったことから、さっそく2本目の内容について、PIVOTのご担当者と相談を始めたところで、社内からの期待値も高くなっている印象です。
――番組制作にあたってのサポート体制についての印象は?
黒木 対応も早く、どういう見せ方がベストなのか、撮影前の打ち合わせでも撮影の現場でも常に積極的な提案をしてくださった印象です。ディレクターだけでなく、MCの野嶋さんも「もっとこうしたら伝わりやすくなる」とアイディアを出してくださいました。
番組を観ていただくと分かるのですが、社長のインタビューの間、背景に必ず「トラック」か「人」が写り込む映像を丁寧に編集してくださったのにも感動しました。地域に開かれた物流拠点であることを背景でもしっかり伝えようとしてくださったのだなと。丁寧なプロの仕事を実感しました。
認知度を高めるだけでなく、中身もしっかりと伝えたいという目標を期待以上のレベルで達成してくださったと思います。「PIVOTを通して次はこんなメッセージを打ち出してみよう」とアイディアが次々に湧いているところです。