IFA Leading 代表取締役
長谷川 学さん
同 チーフ債券プロダクトマネージャー
長張雄飛さん
(2024年3月取材、文中敬称略)
――PIVOTで制作した御社のタイアップ番組が、公開1週間でおよそ17万再生となり、多くのユーザーに観られています。
長谷川 ありがとうございます。当社としても、期待以上の結果となり、大変満足しています。実は今朝も、「PIVOTを観て」とお問い合わせをくださった新規のお客様がいて、さっそく面談のお約束をしたところです。
――それはうれしい反響ですね。今回は、マーケティング担当の長張さんよりご相談をいただき、長谷川社長に出演者いただく形で収録を進めました。PIVOTとのタイアップを検討してくださったのは、どんな理由からでしたか。
長張 当社は創業3年目のスタートアップ企業で、金融商品仲介業であるIFA(Independent Financial Advisor:特定の金融機関に属さず中立的な立場で資産運用をサポートする事業)という事業を行っています。これまでの顧客開拓はほぼご紹介で広げてきまして、マーケティング施策といえばセミナーを企画するくらいでした。
これから事業を広げていくにあたって、漠然とマスに訴求するのではなく、私たちのサービスにフィットする富裕層の方々に届くことが重要でした。では何が最適かと考えたときに、すぐに名前が挙がったのがPIVOTでした。
長谷川 何より私自身がPIVOTを毎日試聴しているヘビーユーザーですので(笑)。視聴層に経営層が多いことも肌感覚で分かりますし、忙しいビジネスパーソンが移動中などの短い時間に効率的にインプットできる情報源としても、非常に相性がいいですよね。
特に最近は金融系のコンテンツに力を入れているようでしたので、当社のメッセージに興味を持ってくださるユーザーも多いのではないかという期待がありました。
長張 動画に強いメディアという点も魅力でしたね。金融系の情報を集めたメディアは昔からありますが、現状としてはほとんどが活字の媒体なんですよね。スタートアップならではの革新的なビジョンや取り組みを発信するには、生の言葉を通じて温度感もしっかり伝えられる映像がベストだと思っていました。
IFAの会社として最初にPIVOTで発信できたら印象も強くなるだろうと考えて、すぐに相談のお問い合わせをしました。
――実際に番組を制作してのご感想は?
長張 まず収録までのプロセスに関しては、PIVOTの広告制作チームの皆さんに大変ご尽力をいただきました。当社のように従来の業界の常識を覆す、新しいサービスを展開しようとする会社ならではの悩みなのかもしれませんが、「伝え方」は非常に悩みました。
しっかりとビジョンを伝えたい一方で、いかにも広告的なポジショントークには偏りたくない。「興味をもって最後まで観ていただける番組にするには、どうしたらいいのか…」と迷いに迷い、率直にPIVOTのコンテンツプランナーさんに相談したところ、快く“作戦会議”の場を設けてくださって、MCの竹下隆一郎さんを交えて腹を割って相談しながら構成の柱を決めることができたんです。
映像の発信のセオリーについて素人である私たちにとっては、非常にありがたいステップでした。
長谷川 結果として、私たちのサービス紹介の前にかなりの尺を割いて、日本の富裕層の全体像を示すデータの説明をした上で、「新時代の富裕層をつくる3つの条件」を紐解く構成にまとまりました。サムネイルのコピーも、「会社員でも資産1億円の時代が来る」というビビッドなものに。
「ユーザーにとって何が刺さるか」という徹底した姿勢でご提案をいただけて、私にとっても大きな学びとなりました。
長張 長谷川の肩書きに現職の会社名をあえて入れずに「元野村證券」を出すという選択も、自分たちだけでは思いつかないことでしたね。たしかに知名度のある社名を出すほうが、“引き”になったと思います。
――あらためて反響について教えてください。
長谷川 新規のお客様と既存のお客様それぞれに、大きな反響がありました。
新規のお客様に関しては、先ほどお伝えしたような直接的な相談やお申し込みが増えたこと。金融資産1億円以上の富裕層の方や、5億円以上の超富裕層の方からのお問い合わせもいただきまして、すぐに具体的なご相談へと進みました。また、番組公開後に告知したセミナーも通常より早く席が埋まり、効果を感じています。
これだけでもうれしいのですが、さらに価値を実感できたのは既存のお客様からの反響でした。私たちに大切な資産をお預けくださっているお客様から、「妻が番組を観て、『いい会社にお任せしているのね』と言ってもらえたよ」と喜んでいただけたり。私たちは長期の信頼関係が強みですので、顧客のロイヤリティが高まる効果まで得られるのは理想的でした。
加えてもう一つ、採用にもポジティブな変化が生まれています。新卒・中途限らず、「PIVOTを観て興味を持ちました」とご連絡をくださる入社希望者が増えているんです。IFAの同業他社に先駆けてPIVOTとのタイアップを選んだのは正解だったなと、あらためて実感しているところです。
公開1カ月が経つと、定量・定性の効果をまとめたレポートもご報告いただけると聞いているので楽しみです。その結果を精査し、また新たなマーケティング施策に活用していくつもりです。
――逆に、「もっとこうしてほしかった」というご要望はありますか?
長谷川 個人的な反省なのですが、映像の出演に慣れていないので、ペース配分に失敗し、肝心な後半の事業説明の部分で語りの勢いがやや失速してしまったかなと。映像の場合、収録後の編集で調整できるとしても限界があると思うので、私のようなビギナーのために収録前のレクチャーやトレーニングのサポートもより充実していただけるとありがたいですね。
ただ、評判に違わず、MCの竹下さんの事前のリサーチ力や視聴者を引き込む質問力には非常に助けられました。私1人での語りではかなり不十分だったと思いますので、PIVOTのインタビューフォーマットの価値を感じました。
――貴重なご意見をありがとうございます。PIVOTとのタイアップをどんな企業に勧めたいですか。
長谷川 強い思いをもって、業界を変革しようと挑戦する企業にはぴったりだと感じます。
アクティブなビジネスリーダーが集まるプラットフォームを活用して、誰に対してどんなサービスを届けたいのか、自分の言葉で直接伝えられる場所は貴重ですよね。YouTube上でどれだけ観られているかの数字もリアルタイムで分かりますし、コメントも確認できるので、「すぐに反響が知りたい」というニーズも満たせると思います。
PIVOTには過去にヒットした「社長改造」や「ANGELS」などバラエティ豊かな番組づくりのベースがあるので、今後もいろいろなメニューが登場するのではと期待しています。またご相談させてください。